比較的穏やか気候の徳島に住む私たちにも、夏の暑さや冬の寒さはやはりカラダに負担がかかります。

家づくりにおいて快適さを重視する方は一度「全館空調」を検討してみて欲しいと思い、今回は「全館空調」についてその概要・魅力をお伝えいたします。

「全館空調システム」とは？

全館空調システムはすべての居室、廊下など建物全体を冷暖房し、24時間換気を行うシステムです。

そのメリットはなんと言っても家中が１年を通して均一温度に保てること。そして露出物がなくスッキリした室内。各部屋にエアコンの筐体を置かなくてもよいのはすっきりと生活感を消して暮らしたい方には大きな魅力です。

全館空調で家中の温度が均一な生活

「一般の全館空調の場合、脱衣室とリビング、寝室と廊下やトイレなど、家の中の温度差が小さくなります」その一報で全館空調の場合は玄関、廊下、洗面所、家に入った瞬間からどの部屋に移動しても、ずっと均一の温度湿度が保たれ、快適が続きます。

全館空調の室内機は、空調室または収納内に設置されますので露出物が室内にありません（ただし、壁掛けエアコンをセントラル化するシステムは壁にエアコンの露出があります）。

全館空調と言っても仕組みは様々で、エアコンの筐体のない仕組みの場合はインテリアの美観をキープできます。また、室外機の数も室内機と同じなので家の外の美観も保たれます。

写真は壁の中に埋め込まれた全館空調システムの器材です。見えない場所に設置するため、インテリアを損ねることはありません。生活感のないすっきりとした内観もまた魅力です。

空気の清浄さも魅力。

家中の温度湿度を保つために、常に清浄な空気が保たれる部分も魅力ですね。

換気のために窓を開け放つ必要もなく、空気も入れ換えられよどむこともありません。

日当たりにまつわる「光」も快適な暮らしには重要ですが、同じくらい「温度」や「空気」も快適さに影響があるのはきっと体感で理解できますよね。

家の中の空気にもこだわって家づくりを検討するなら「全館空調システム」は有力な選択肢になります。

全館空調の費用について

空調システムが常時稼働している「全館空調」では実際に暮らしてみてのランニングコストが気になる、という方も多いと思います。

導入費用が高いイメージがあるが、費用対効果があるのか知りたい。電気代が高いイメージがあるが、本当に高いのか知りたいというリアルなご質問も頂きます。

家族構成、暮らし方、地域によってもちろん差はあるのですが、実際のランニングコストは通常のエアコン設置型の空調システムと大きな差はなく、エコ性能が高い全館空調システムではむしろ電気代が下がる傾向もあります。（一概には言えないのでぜひ一度ご相談ください）

設置初期費用については器材の導入や後述する家自体の高気密高断熱が必要になるのでそれなりの投資が必要にはなるのですが、暑い夏も寒い冬も、玄関からすべての部屋が過ごしやすい温度・湿度に保たれた安らぎの暮らしは、家で過ごす時間が長くなればなるほどカラダにも心にも良い影響を与えてくれる設備になります。

全館空調には家自体の気密・断熱性が不可欠

前述しているとおり、全館空調システムを採用するには住まいが高気密・高断熱であることが大前提になります。

新築ではなく、リフォームで全館空調を導入したいと考える場合は、家自体の気密性や断熱性についてもセットで考える必要があることを事前にしっておいていただければ幸いです。

導入によりどのくらい快適なのかが知りたい

現在は「全館空調システム」を体験いただけるモデルハウスはないのですが、全館空調の家づくりについてご興味がございましたら、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

かみくぼ住宅ではお客さまに最適の「全館空調システム」のある家づくりを提案・ご説明させていただきます。

過去の実例等もあわせてご覧下さい。