箱の家の魅力

シンプルながらもモダンでおしゃれな外観の「箱の家」。

最近はこのような屋根を見せない造りの家を建てる方が増えています。

そして「箱の家」のメリットは、そのおしゃれな見た目だけではありません。

軒の出が少ないので屋根の面積が減るため、小さな部材でコストを低く抑えられるのです。

しかし低コストやデザイン性について考えるとメリットだけに目が行きがちですが、軒のない家にはデメリットも存在します。

次の見出しでは「箱の家」が持つデメリットについて解説していきます。

軒のない「箱の家」のデメリットとは？

箱の家にはこのようなデメリットがあります。

・壁の劣化や汚れが発生しやすい

・窓を開けっぱなしにできない

・夏の直射日光を防げない

家の外壁は、雨風によって劣化します。

箱の家には軒がないので、軒がある家に比べて外観の劣化が早いです。

パネル繋ぎ目の目地をシリコン等の樹脂(シーリング材)で埋めるサイディングでは、シーリング材の劣化により将来的に壁などが腐ることがあります。

モルタル壁の場合でも、微細なひび割れが発生した場合、そこが水の侵入経路になることがあります。

なにより、窓を開けておくと雨が家の中に吹き込んでしまうことや、天気の良い日でも日差しを防ぐことができないことは、生活するうえでのデメリットと言えますね。

リスクを理解して軒のない「箱の家」を建てるには

軒のない「箱の家」は、近年ではとても人気があり、工務店の家だけではなく建築家の家にも多く見られるようになりました。

デザイン性やローコストなどのメリットはありますが、長く住む為には定期的なメンテナンスが必要になってきます。

雨が吹き込んだり、寒暖差が激しくなって耐久性に問題が生じる可能性がでてきますので、住宅に関する専門的な知識が必要となります。

その為にも軒のない箱の家のリスクをよく理解した専門家を選ぶようにしましょう。

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